塾なし中学生のリアル 1日&1週間の家庭学習スケジュール

家庭学習のはじめ方

「家庭学習って、実際どんな時間配分でやってるの?」

「部活や習い事があっても、本当に1日2時間勉強できるの?」

そんな疑問を持つ方に向けて、塾に通わず、夜の時間だけで家庭学習を続けている中2男子のリアルなスケジュールをご紹介します。

我が家では、夜だけ1日2時間の学習を少しずつ習慣化してきました。

この記事では、
・夜の勉強時間をどう確保しているのか
・曜日ごとにどんな教科を学んでいるのか

など、1日と1週間の家庭学習スケジュールを具体的にご紹介します。

「うちの子にもできそうかも!」そんなヒントが見つかればうれしいです。

manabi-mama

中2の息子と小5の娘がいるふつうのお母さん。「塾行きたくない!」と言った息子と一緒に、地元のトップ高校合格を目指して、家庭学習にチャレンジ中。大学では英語教育を学び、塾講師をしていたこともあります。今はパートしながら子育て+ちょっと介護も。がんばりすぎず、でも大切なことはちゃんと伝えたい。そんな日々をブログに書いています。

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我が家の勉強スタイルと前提

我が家の家庭学習は、こんなスタイルで進めています

  • 塾には通っていません。完全に家庭学習だけで進めています。
  • 勉強時間の目安は「2〜3時間」。平日、休日とも夜のみの学習です。
  • 学校・部活・家庭学習の両立を目指しています。
  • スケジュールは、「続けられること」を優先しています。

決して完璧なスケジュールではありませんが、
“毎日少しずつでも続ける”ことを意識して取り組んでいます。

 勉強タイムテーブル

平日は、夕方まで学校と部活があるため、土日も平日と変えずに家庭学習は夜のみに集中しています。こんな感じの流れです。

  • 基本は英・数が軸
  • 国語は1問20分程度の読解問題を取り入れ
  • 学校の課題が出ている日は、課題優先に切り替えOKの柔軟ルール
  • 休日だから増やすことはしない(試験前は増やすこともある)

実は、このスケジュールがしっかり回るようになったのも、ごく最近のことです。
中1最後の期末テストが終わった頃からようやく少しずつ、今のリズムが整ってきました。

「中1の最初からこのスタイルでできていたらよかったな」と思うこともあります。
でも、できなかった時期があったからこそ、今ここにたどり着けたのだと思っています。

だからこそ、「これからどうなっていくか」も楽しみ。
完璧じゃなくても、一歩ずつ、親子で成長していければと思っています。

1日2時間って多くない?

「家庭学習で1日2時間って、ちょっとやりすぎじゃない?」

そう思う方もきっといると思います。実際、私も最初はそう感じていました。

でも、やっぱり塾の環境と、家の環境はまったく違います。
家にはスマホもゲームもあるし、妹もいるし…。
集中が途切れる要素がたくさんある中で、塾の“1時間”と家庭の“1時間”は同じではないと感じるようになりました。

しかも、うちの息子は典型的な「毎日ゲームしたい!」タイプ。
テスト前でもゲームは手放したくない。
「じゃあ、毎日ちょっとずつ前もってやるしかないよね?」という結論に至ったのは、彼自身の性格や優先順位を尊重した結果です。

もちろん、勉強スタイルは子どもによって違います。

  • 直前に一気に集中できる子
  • 好きな教科だけならいくらでもやれる子
  • 時間より“質”で勝負するタイプ

いろんなタイプがあって当然です。

我が家はたまたま、「ちょっとずつ毎日やる」というスタイルが合っていた。
それだけの話です。

「うちの子には無理そう」と思う方も、「どんなやり方がその子に合うか」という視点で考えてみると、意外とうまくいくことがあるかもしれません。

スケジュールを続けるための工夫3つ

夜だけの家庭学習を毎日続けるには、ちょっとした“仕組み”や“声かけの工夫”が欠かせません。我が家で特に意識しているのは、次の3つです。

① 毎日「同じ時間」にスタート

リズムを崩さないことが、何より大切。
これは息子自身が決めた時間で、理想は20:30スタートです。

……とはいえ、ぴったり始まることはまずありません(笑)。だいたい30分遅れは“通常運転”。
でも、「この時間は勉強する時間」と意識することが大事だと思っています。

たとえ遅れてスタートしても、後ろにずらすだけで、時間を短縮しないことが我が家のルール。特別なことがないかぎり。
短縮なんてしたら、絶対にしなくなります。ここは、母としてちょっとだけ強くこだわっている部分です。

② 予定通りできなくてもOKの「幅」をもたせる

スケジュールは、きっちり守ることよりも、「継続する」ことを優先しています。

例えば、新しい単元で理解が追いつかないときや、発展問題が難しいとき。
そんな日は、無理に予定の量をこなすのではなく、量を減らして明日に回すようにしています。“最低ライン”をクリアできればOK。
それくらいの気持ちでいた方が、長く続けやすいと感じています。

③ 親の声かけは“軽く・前向きに”

勉強の時間が近づいたら、こんなふうに声をかけています。

  • 「そろそろ時間だよ」
  • 「今日、ここやろうかなと思ってるけど、学校ではどこまでやってる?」
  • 「ちょっと頑張ってみる?」

素直に「うん」と動いてくれる日もあれば、反抗期真っ只中でぐずぐずな日も…。
私もついイラッとして「早くして!」と言ってしまうこと、あります。

そんな日は、たいていこちらの声かけでやる気を削いでしまって、あとから反省することも多いです。「勉強に入る時の雰囲気づくり」は、まだまだ試行錯誤中
でも、親のちょっとした言葉ひとつで流れが変わると感じています。

家庭学習、こんなときどうする?我が家の対応例まとめ

疲れていて、とても勉強する気になれないとき

「今日は無理そう…」「もう寝たい…」

そんな日、ありますよね。

我が家では、そんなときは迷わず“量を減らす”に切り替えます。

  • 英数を2ページずつ→1ページずつに減らす、問題数を減らす
  • 好きな教科にチェンジ→社会が好きだから、日曜の社会と入れ替える
  • 国語はやらなくていい、とする

場合によっては、その日は休ませて、休みを入れ替えることもあります

できるだけ少しでも机に向かうように調整すると、「今日もやった」という実感が残ります。

なかなか机に向かわず、グダグダしているとき

我が家でもしょっちゅうです。
ゲームや動画を終わらせる気配がないと、ついイライラしてしまいます。

そんなときは、まずは軽く声をかけるだけ

  • 「そろそろ時間だよ〜、早く終わらせよ」
  • 「そのゲーム、あとどのくらいで終わる?」
  • 「今日は1ページだけなんだけど、やってみようか?」
  • 「これ、一緒にやろっか」

反応が薄ければ、その日はしばらく見守るに切り替えたり、子どもの好きな話題から入ってみたりすることもあります。
無理に始めさせるより、空気が落ち着くのを待つ方が結果的にスムーズにいくことも多いです。

本人がイライラしているとき

始める前からイラついていたり、思ったより解くのに時間がかかって、さらに間違ってイラついたり。

そんなときは、あまり触れずにそっとしておくのが一番なのですが、

  • 「今日はここまででOK」
  • 「ここまではやって、他は明日にしよう」
  • 「できてるよ、内容分かっているから、それで十分だよ」

と声をかけて、“切り上げてもいい”を伝えるようにしています。

「がんばった自分」を肯定してあげることで、次の日また前向きに取り組めるようになります。

親がついカリカリしてしまうとき

…正直、これが一番多いかもしれません(笑)

「早くして!」「まだやってないの!?」と、つい強い言葉が出てしまい、
そのあと空気がピリッとしてしまうことも。

そんなときは、一旦リセットすることを優先しています。

  • 「ごめん、ちょっと言いすぎたかも」と謝る
  • リセットするための夜食・ティータイムにする、深呼吸も兼ねて
  • 親は他のことをし始める(パソコン作業、ブログ、読書など)

親も人間。反省する姿を見せるのも、大事な学びになるかなと思っています。

まとめ:正解はないけど、家庭に合ったやり方を

我が家の家庭学習は、
「大まかな時間と内容はあらかじめ決めておく」
そして、「うまくいかなかった日は柔軟に変える」というスタイルで続けています。

無理にきっちりやろうとせず、
その日の気分や状況に合わせて調整することも前提に入れておく
だからこそ、毎日続けることができているのだと思います。

そして、家庭学習で一番大切にしているのは、

  • 「少し分かったかも」
  • 「昨日よりできるようになった気がする」

そんな小さな手応えを、本人がちゃんと感じられるようにする。
少しずつ、ゆっくりだけど、確実に前に進めるように。

学校で友達に聞かれて、答えられると嬉しいみたいです。そういうことも自信につながっていきます。

うまくいかない日もあっていい。家庭学習は、急いで結果を出すものではなく、
“育てるように積み重ねていくもの”だと思っています。

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